日テレの名物青春ドラマ

日テレドラマ枠の中でも、時代をリードしてきた
ジャンルといえばやはり「青春モノ」です。

青春ドラマとは、主に学園を舞台としてそこで
生活する若者のリアルな悩みや人間関係を反映した物語です。

参考:最近の学園ドラマ一覧

日本にテレビ放送が始まって、最初に多くの視聴者を獲得するきっかけとなったのも
この青春もののドラマで、「青い山脈」「坊ちゃん」といった
今も若い世代によく知られる作品が放映されてきました。

青春モノのドラマのよいところと言えば、やはり自分のかつての姿に
とても近い主人公たちが登場するので、とても感情移入がしやすいというところです。

青春ドラマを見ていると、「あーこの頃同じような悩みを持っていたな」とか
「自分の時代にもこういう人がそばにいてくれたら良かったのにな」というような、
自分の姿を自然にその中に溶けこませることができます。

昔ながらの青春ストーリーの特徴としては、熱血タイプで人情味のあふれる主人公が、
周囲にいる大人とぶつかったり、うまく価値観を合わせることができない友人たちと
ケンカなどをしながら問題を解決しているというお話が多かったことです。

青春モノの場合、主人公は生徒ではなく先生であることもよくあり、
「これが青春だ!」(1966~1967年)の竜雷太や、
「飛び出せ!青春」(1972~1973年)の村野武範のように、
熱血新人先生が無軌道な若者と正面からぶつかりあって
理解を深めていくというスタイルが一つのジャンルとなりました。

この学園青春モノは、そのあとに登場してくる刑事モノにおされる形で
徐々に下火になっていきますが、今現在においても消えないジャンルとなっています。

日テレの学園ものでここ最近に有名になったドラマといえば、
「ごくせん」(2002年~2008年まで、第3シリーズに分けて放映)や、
「女王の教室」(2005年)などが有名です。

こちらはたまたま教師役の俳優が、仲間由紀恵と天海祐希という女性になっていますが、
1960年代からの熱血教師とは少々毛色が違ってきているのがわかります。

なお日テレ以外のテレビ局でもこのような学園青春モノのドラマは多く製作されており、
TBS系列製作の「3年B組金八先生」(1979~2011年)や、
フジテレビの「GTO」(1988年、その後2012年にキャスト一新で再製作)などが
国民的な人気となりました。

 

学園ドラマといえばスポーツがからんでくることもよくあり、
当時流行していた学園ドラマで登場したスポーツが一躍人気となることもよくありますね。

青春ドラマのもう一つの特徴が、登場するキャラクターと
近い年代のときに見ていたドラマが、成長してからも長く心にのこるということです。

先に紹介した学園ドラマの他、「俺たちの旅」(1975~1976年)の中村雅俊など、
当時青春ドラマによく登場していた俳優さんなどは、かなり年齢を重ねてからも
往年のファンたちから「青春の象徴」として好かれているというのも大きな特徴でしょう。