ドラマのあらすじ・概要

「働きマン」は2004年から講談社モーニングで連載を開始した人気漫画家安野モヨコ原作のマンガを原作にしたドラマです。

放映期間は2006年10月~12月で、日テレの水曜枠で全11話として製作されました。

ドラマのテーマになっているのは都会の大手出版社に勤務する女性編集者の活躍で、トレンディドラマなどで見かけていたゆるく働くおしゃれな女性像とは異なる、泥臭く本気で仕事に打ち込む女性を描写していたというところが大きなポイントです。

今でこそ「社畜」といった仕事のためにプライベートの時間や他の生活を大きく犠牲にする人の姿が問題になっていますが、放送当時や連載当時には女性が男性と同じフィールドで真面目に仕事に打ち込むということ自体が現在のように自由にできにくかったということが背景になっています。

主人公である「松方弘子」は28歳独身であり、週刊誌「JIDAI」という雑誌を作るために昼夜を問わずにとにかく仕事優先で生活をしていきます。

寝食を忘れたり、恋人との時間も犠牲にしたりしながらも、それでも仕事に打ち込むということがやめられないという「結局女性が最後にとるのは家庭」といった概念を覆す描写が多く登場してきます。

キャスト・スタッフ

この「働きマン」はドラマ版だけでなくアニメでも製作をされ人気となりました。

ドラマ版の主演は菅野美穂で、ポスト篠原涼子的ないきいきと仕事に取り組む女性という役柄で演じています。

同じ編集部で働く同僚役としては上司に沢村一樹、編集長に伊武雅刀、後輩に平山あや、新人男性編集者に速水もこみちといった配役になっています。

編集部の面々もただ同じように仕事をしているだけではなく、要領よく手柄を自分のものにしていくという上司像や、同じ女性編集者なのに家庭との両立を軽々とこなしているように見える大人の女性など個性溢れる面々が出てくるというところも面白いポイントになっていました。

もともとの原作がマンガということもあって全体的にテンポよく進んでいき、仕事に打ち込むという泥臭いテーマを軽くポップに描く演出がされていました。

ドラマではゲスト役として毎回クセのある人物が惜しげも無く登場してくるということも見どころの一つになっていて、第一話の夏木マリや第二話の上地雄輔、第六話の假屋崎省吾など毎週どんな人が登場してくるか読めない展開も人気でした。

見どころ・注目点

ドラマ版は基本的にはマンガの内容に忠実に作られていましたが、ところどころで細かい違いが見られていたというところも話題になっていました。

特に安野モヨコは人気のある漫画家でコアなファンも多いことから、マンガの細部まで読み込んだ人たちがどこがどう違ったかということをレビューするというような交流も多く起こっていたのを見かけます。

ただ違いといっても特定のセリフを言ったのが誰だったかということが違っていたり、話中のイベントが起こるきっかけがどこだったかといった細かい間違い探しのような部分なので、ファン側としても「原作を汚すな!」という怒りにはならなかったようです。

アニメ版もあるのでファンにとってはどこにどんな違いがあるかということをチェックしながら見ていくというのも一つの楽しみ方といえますね。