ダンダリン 労働基準監督官

水曜10時といえば、篠原涼子主演で社会現象にもなったドラマ「ハケンの品格」が放映された女性視聴者に人気のドラマ枠となっています。
そこで第二の「ハケンの品格」を目指すべく凛とした働く女性像を描くドラマとして登場したのがこの2013年10月から放映されている「ダンダリン 労働基準監督官」です。

「ダンダリン 労働基準監督官」はもともとはモーニング(講談社)連載のマンガ「ダンダリン-○-」を原作にしたドラマですが、舞台はその名前が示すように労働基準監督署で労働者保護のための仕事をする人たちの模様を描くものとなっています。

ここ最近では実際の社会生活においてブラック企業など過酷な労働環境で働く若い世代たちが問題になっていますが、ドラマではそうした劣悪な就業環境に対処するべく企業を監視する労働Gメンと呼ばれる人たちが活躍するという内容になっています。

公式サイトでも主人公である段田凛(だんだりん)が労働基準監督官としてサービス残業や名ばかり管理職、パワハラ経営者といった今どきの労働問題に登場する問題に正面からぶつかっていくということがドラマの主題として紹介されています。

主人公の段田凛を演じるのは竹内結子で、それまでの女優イメージとしてあったおとなしくて清楚なキャラクターではなく、それこそ「ハケンの品格」に登場した主人公のようなサバサバとして仕事に厳しい人を演じています。

脇を固めるのは北村一輝と松坂桃李という年上と年下という二人の同僚で、それにくわえて佐野史郎や賀来千香子、石野真子、西田尚美といった実力派が登場してきています。
実力派が揃っている上に原作がかなり濃密に内容を描いたものであるので、ドラマもかなり密度の高い仕上がりとなっており、毎回社会悪的に活動する企業をスパッと切るという爽快さがあります。
それでいてドラマ全体が暗くならないように適度にユーモアやコミカルな演技が加わっているので、気楽に見ることのできる良質のドラマであるといえます。

ただ、視聴率的には苦戦をしているようで初回こそ11.3%と好調な滑り出しであったものの、以降は7%台で続いていき、5話や8話では5%台というかなり低い数字を記録してしまいます。
決して内容は悪いものではなく、見続けているファンからの評判は高いのですが、今期はどの局もドラマの視聴率には苦戦をしているようで、なかなか思うように伸びてこないというところが大変に残念です。