クレオパトラな女たち

ドラマのあらすじ・概要

「クレオパトラな女たち」は、2012年4月~6月までの間に放映された日テレ系の連続テレビドラマです。

ドラマは全8回という構成で、当時ブームになっていた美容整形と女性の美に対しての執着を主に扱った内容となっていました。

主演は佐藤隆太で形成外科専門医として勤務をしていたところ、父親の借金を返済しなくてはならなくなったことでより稼ぎのよい美容整形という分野に入っていくことになります。

主人公はもともと外科医出身であったことから病気でもない体にメスをいれるということには抵抗感があり、訪れる患者たちとの関わりを持って行く中で自分の医師としての生き方や女性と美について考えなおしていくことになります。

脚本は大石静とこのドラマ枠ではおなじみの顔ぶれとなっていましたが、この「クレオパトラな女たち」ではあまりドロドロしすぎる恋愛関係よりももう少し軽めのトーンになるようにしたと話しています。

キャッチフレーズは「女は美を追いもとめ、男は美に翻弄される。」というものでしたが、話の進行が一本筋ではなくごちゃごちゃとテーマが入り混じっていたことや、手術シーンでのリアリティを追求しすぎるあまりにグロテスクな描写になったりという問題もあり、結果的に視聴率はふるわず当初の予定よりも早く打ち切りということになってしまいました。

キャスト・スタッフ

主演は先にも述べた佐藤隆太ですが、他にもヒロイン役の医師として稲森いずみ、勤務をするクリニックの院長役に余貴美子、看護師役に北乃きいといった豪華なメインキャストが並んでいました。

ただ役柄の設定として主役の「岸峯太郎」が32歳、ヒロインの「市井睦」が40歳とかなり年齢層的には高くなっていました。

ただドラマの本筋とは直接的に関係ないところで、主人公の岸と同居していた友人役に綾野剛が配置されており、実はこの友人が主人公に片思いをしていたという設定がドラマの一部ファンにはかなり注目されました。

実際ドラマそのものへの評価は決して高くないものの、この綾野剛を見たくてドラマを連続してチェックしていたという人もかなりいたようです。

他にも若手イケメン俳優の三浦翔平が検査会社役員として登場するなど、平均年齢の高い女性キャストの中で個性派イケメンが光る活躍をしていたようです。

ドラマ本編だけでなく演出や主題歌にもかなり力が入れられており、毎回のOPやCM前では演出家の岩井仁志が個人的に撮影してきた風景の映像を流したり、主題歌に持田香織の「美しき麗しき日々」という曲を起用したりということも行われていました。

見どころ・注目点

ドラマそのものは低評価となってしまいましたが、それは決して手抜きをしたからではなくむしろ力を入れた部分が視聴者に受けなかったというふうにいえます。

放映期間中にはドラマと同時進行で毎回病院内で登場する健康ランチのレシピを紹介したり、ファッションチェックをしたりといったコラボ企画も多く行われていました。

また同じ放映期間中の別局のドラマに「リーガル・ハイ」という大人気の作品があったということも低迷の理由になったといえます。

ただ扱ったテーマである美容整形については世間的に関心は高く、毎回の演出にもきちんと本物の整形外科医を取材して手順や診療のしかたを再現したということはかなり評価できる点といえます。

なおこのドラマのスポンサーは花王だったのですが、扱っているテーマがテーマだったがために提供クレジットを自粛するなど、表立ってスポンサーになりにくい題材だったということもあります。