東京バンドワゴン

東京バンドワゴンは、副題に「下町大家族物語」というタイトルがつくことからわかるように、東京下町を舞台にした人情を感じさせる内容のドラマです。
放送は2013年10月~12月までの10回で、日本テレビの土曜ドラマ枠として毎週21:00~21:54の間に放送されました。
キャストで目立つのはやっぱり主人公の堀田青を演じた亀梨和也で、ヒロイン役の多部未華子と一緒にかなり好演を見せてくれていました。

先にドラマの人気から言うと正直なところそれほど人気が高かったというわけではなく、視聴率的には最高でも初回の8.8%と、10%を超えることのない低調な数字となってしまいました。
同じ土曜ドラマ枠では前番組であっった「斉藤さん2」で15%前後だったのでそれに比べるとかなり厳しい評価と言えます。

ですが、ドラマそのものの出来は決して悪いものではなく今でもファンたちからは傑作としてて高い評価を受けていたりします。
あらすじを簡単に説明していくと、まず舞台となっているのは東京の下町でそこに老舗古本屋として営業をしてきた「東京バンドワゴン」というお店になっています。

主人公の堀田青はお店の4代目の主人となっており、自宅では3代目店主である父親やそれをとりまく家族たちとの間でさまざまな人生経験をしていきます。
とにかく家族の数が多いということがこのドラマの特徴で、腹違いの兄弟や孫やひ孫、さらにはナレーションとして登場する亡くなったおばあちゃんまで、かなりの人数の人間関係を把握しなくてはいけません。

なぜ人気が今ひとつふるわなかったかということについてですが、もともとこの日テレ土曜ドラマ枠というと、「怪物くん」や「妖怪人間ベム」「悪夢ちゃん」といったファンタジー色の強いものや、「左目探偵EYE」や「三毛猫ホームズの推理」といった問題解決ものといった、スカッとした冒険的要素が高いドラマが多くなっていました。

その中で正統派の人情ドラマである「東京バンドワゴン」はそれまでそのドラマ枠を見てきた人にとってはちょっとなじみにくいものだったのではないかと思われます。

最終回に近づくと、末期がんの告知などかなり重たいテーマも取り扱われることもあり、土曜の夜に見るには少しつらいと思えるところもあったのかもしれません。

ですが殺伐とした内容や、刺激的な演出で数字を稼ぐドラマがかなり多くなってきている中においてこうした正統派のドラマが作られたということはもっと評価されてもよいのではないでしょうか。