斉藤さん・斉藤さん2

日テレドラマの土曜9時枠といえば、ほとんどがマンガを原作としてコメディ系のドラマが放送されるのが通例です。
そんな流れを受けて、この夏に放送されていたのが観月ありさ主演の「斉藤さん2」です。

これは2008年に放映された「斉藤さん」の続編ですが、前回の放送時にも同じ立場の母親たちから大きな支持を受けた人気の作品でした。
前作の作品の舞台となっていたのは幼稚園で、そこで人付き合いに苦労する気弱な母親と、周囲の空気を全く読まずに自分の正義感を貫く母親=斉藤さんがぶつかりながらも成長していくという痛快子育てコメディとなっていました。
斉藤さん2では舞台を小学校に移し、そこでも前作と同じように自分の道を貫く母親の姿を面白おかしくも人情味あふれるタッチで描きました。

もともと「斉藤さん」は漫画雑誌「office YOU」に連載されていた小田ゆうあ原作のマンガだったのですが、これをドラマとして作りなおしたのが作品です。
ストーリーは基本的にはマンガ原作そのままに進められていきました。
キャッチコピーとされていたのは「うるさかろうが、煙たかろうが、斉藤さんは正義の道を行く」というもので、その言葉どおり破天荒な母親として他の母親たちや幼稚園の先生たちにくってかかっていくという役割をしていきました。

観月ありさといえば、これまでもはっちゃけた女性の役を多くこなしてきたことで人気の女優でしたが、ニューヨークに単身赴任している夫を持つ子育て中の母親役として登場したことで、自然な流れの中での役です。

一作目ではもう一人の主役としてミムラが気弱で波風を立てることを好まない母親の役として登場していましたが、最終回では海外に引っ越しをしてしまうことでそれまでの登場人物たちすべてとお別れをするという感動的なラストになっていました。
二作目では帰国をして、再び日本的な子育ての現場で斉藤さん節を発揮するというお話として始まりました。

ドラマ斉藤さんのよいところは、わかりやすいストーリーと痛快な描写があるところで、土曜の夜に見て気持ちがスッキリするというとても安心して見られる番組でした。
最終回では子供たちが教師の言いなりになることを嫌がって立てこもるのを斉藤さんが説得にいくという青春な展開となりましたが、今回もまた見応えのある疾走感を全話に感じることができたと思います。

無事に終了をした今作ですが、またいつの日か気持ちのよい斉藤さんに会えたらよいですね。