ドラマのあらすじ・概要

「ど根性ガエル」といえば、現在50~40代の人にはおなじみの人気マンガです。

それを数十年ぶりに実写化として再現したのが日テレ系ドラマの「ど根性ガエル」でした。

ドラマ「ど根性ガエル」が放映されたのは2015年7月~9月までの土曜枠で、主演を松山ケンイチとしたのを筆頭に、前田敦子や勝地涼など現代風の配役で固めたキャスティングにしていました。

ただ他の実写化ドラマと少し違っていたのが、原作そのままのお話をそのまま描くのではなくあえて16年後のキャラクターということにしてストーリーを作ったということです。

そのため原作を知っている人にとっても全く新しい視点で描かれる物語として興味をそそる内容に構成しなおされたことが特徴になりました。

キャスト・スタッフ

人気のあるマンガなどを原作にする話の場合、キャスティングが成功するかどうかがドラマのできにそのままつながってきますが、この松山ケンイチの起用はまさに誰も予想できなかった奇策といってもよいレベルだといえます。

ドラマではいきなり16年後ではなくひろしとピョン吉の出逢いの場面からもしっかり描写されていたのですが、そこからの共同生活の様子については視聴者に想像をさせる形をとっていました。

ひろしはかつて優秀な営業マンとして活躍していたところ、後輩との人間関係のもつれから退職をしてニートになってしまったというそのあたりも現代的な設定になっています。

かつてのヒロインだった京子ちゃん(役:前田敦子)もバツイチとなってから地元に戻ってパン工場で働くなど世知辛い一面もあり、漫画版のようにただ明るいだけのドラマになっていなかったというのも特徴的です。

見どころ・注目点

なんだかんだ言って当初はキャスティングの妙などでかなり注目を集めた作品でしたが、結果を見るとかなり厳しい視聴率にとどまっていたようです。

結果論ですが設定にかなり無理があったことと、大事な幼少期のドタバタを視聴者の記憶任せにしたところが10~20代の視聴者の多い土曜ドラマ枠では無理があったことが敗因といえます。

つまりドラマの視聴者層が年齢的にどこなのかということが絞りきれていなかったということが言えるでしょうか。

ちなみに平均視聴率は7.98%で、もっとも高かったのは初回の13.1%で以降はどんどん下がっていったことを考えるとやはり出オチ感は否めません。

なおピョン吉役として声のみ出演していた満島ひかりは2015年度のコンフィデンスアワード・ドラマ賞の助演女優賞をとザ・テレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を獲得しています。