アニメ原作が多い土曜ドラマ枠

日テレのドラマ枠の中でも、一番ファミリー向けの内容となっているのが
土曜21:00~21:54までの枠です。

土曜ドラマ枠の歴史は相当に長く、
日テレのドラマ枠の中でも特に力を入れて製作をしてきた時間帯です。

開始は1969年からとなっており、当時は単発の30分ドラマでしたが、
1973年からは今のような連続ドラマ1時間という構成になりました。

土曜ドラマ枠を日テレの人気時間帯にしたのは1978年から1981年の間に放映された
「熱中時代」で、主演の水谷豊が先生編・刑事編・先生編2の3部に
キャラクターを分けてシリーズを演じました。

往年の水谷豊ファンはこの作品から入った人も多いのではないでしょうか。
 

しかし「熱中時代」終了後はなかなかヒット作品に恵まれず、
1987年には一時的にバラエティクイズ枠に変更となりました。

復活したのは1年後の1988年で、1990年に「外科医・有森冴子」(三田佳子主演)が
登場したことで再び息を吹き返すことになりました。

1990代には女性の社会進出も進んでいたということもあり、
1991年には「検事・若浦葉子」(賀来千香子主演)や、
「助教授一色麗子 法医学教室の女」(篠ひろ子主演)、
「結婚しないかもしれない症候群」(麻生祐未主演)など
仕事を持つキャリア女性を主人公としたシリーズが頻発しました。

転機となったのは1994年の「家なき子」(安達祐実主演)で、
ここからリアリティ路線から外れたプチファンタジー色のある、
マンガに近いドラマ作品が多く登場してくるようになりました。

主人公の反社会的キャラクターに批判を浴びつつも、
「家なき子2」が1995年に製作をされ、同年には「金田一少年の事件簿」
「ザ・シェフ」といったいずれもコミックが原作の話が登場しています。

土曜ドラマ枠に登場したマンガ原作のドラマとしては他に1997年の
「サイコメトラーEIJI」がありますが、コミック原作以外にも「銀狼怪奇ファイル」や
「FIVE」「聖龍伝説」「ぼくらの勇気 未満都市」といった
ティーンエイジャー向けのファンタジー系のドラマが連続しています。

個人的にはこの時代の日テレ土曜枠はちょっと偏っていたなと微笑ましく思えるのですが、
こうしてタイトルだけを見てもすぐに個性的な風貌のキャラクターや、
おきまりの決め台詞が出てくるというのがすごいと思います。

 

そんなマンガ原作系のドラマが続きましたが、同じ日テレで水曜22:00から放映されていた
「ごくせん」も2005年からの第二期はこの土曜枠に引越しとなりました。

ちなみに「ごくせん(第二期)」は、
土曜ドラマ枠の現在平均視聴率ナンバーワンとして今も記録に残っています。