35歳の高校生

2013年の人気ドラマランキングが発表されました。
人気ナンバーワンとなったのは順当にTBSの「半沢直樹」となりましたが、
次いでテレ朝の「Doctor-X ~外科医・大門未知子~」、
フジテレビの「ガリレオ(シーズン2)」と続いていきます。

かつてはドラマの日テレと言われたこともある日本テレビでしたが、
2013年は苦戦の年であったようで、ランクインした中でトップとなったのは
第14位の「Woman」で、以下第17位の「斉藤さん2」と第19位の「35歳の高校生」へと続いていきます。

特徴的なのがいずれもアラサー世代の女性を主人公にしたドラマであるという点ですが、
順位はともかくとしてどれも世相を反映した秀作であったように個人的には思っています。

そこで振り返ってみたいのが第19位にランクインした「35歳の高校生」です。

これは2013年の4月~6月にかけて放映されたドラマで、
平均視聴率は15.1%とまずまずの結果となっています。

あらすじは、ある日突然に学園に転校生として
35歳の女性、馬場亜矢子(役:米倉涼子)が訪れるところから始まります。

ドラマ当初はなぜ転校をしてきたのか、馬場亜矢子とはどういう人なのかということが一切不明のまま、
年齢だけがヒントとなって学園生活の中に入っていくことになります。

背景となる学校では「スクールカースト」という生徒同士のヒエラルキーが存在しており、
各グループごとに人間関係が派閥化していじめや不登校の原因になっていました。

そこへ35歳の高校生という異色の存在が入ってくることにより、
それまでの人間関係が一気に崩れ、新しい人間ドラマが生まれていくというものでした。

最終話である11話では2時間SPとして特番も組まれ、
馬場亜矢子とは一体何だったのかということを全て明かすということで収まっています。

詳しい内容についてはドラマを見直してみることをおすすめしますが、
それまで一見アウトロー的な存在であった馬場亜矢子が実は深い過去を抱えており
その解決をするため年月を超えて学校に再び訪れたという
かなり作りこんだストーリーとなっていました。

荒唐無稽のように見えて実は深いメッセージを含ませてくるというのも
日テレドラマの一つの特徴ですが、
正義感あふれる35歳の高校生の役をなんと高校生役が初めてという
米倉涼子が演じたことでよりよいものに仕上げていたのではないかと思います。

またいつか見返したいドラマの一つですね。