大ヒットしたドラマの映画化

良質なドラマを量産している日テレですが、これまでの歴史の中にはドラマで大ヒットした作品を映画化し、さらに大きな人気とした例がいくつも見られています。
有名な作品をいくつかあげていけば、安達祐実の決め台詞で国民的ヒットとなった「家なき子」、浜田雅功とファミリーで歌った曲でも有名になった「明日があるさ」、ドラマとともにロングシリーズとしてのヒットになった「あぶない刑事」などがあります。
ふつうドラマとしてヒットした作品を映画化する場合には、キャストを一新して別の側面からお話の面白さを引き出そうとするものですが、キャスティングによっては大ヒットしたドラマにもかかわらず今ひとつ映画の興行収入が伸び悩むといったケースも見られます。
しかし、上記の三つの有名映画/ドラマの場合、そもそもドラマにおけるキャスティングがそのままお話の面白さに直結してしまっていたこともあり、ドラマのキャストがそのまま映画の登場人物として出演していました。
これはドラマシリーズの映画化という一般的な流れの中では比較的珍しい系統に入ります。

また、大ヒットした原作をテレビドラマと映画としてそれぞれリメイクされる例も見られます。
その最も有名なものが映画「失楽園」で、こちらは映画を1997年の5月封切りとし、同7月に日テレで連続ドラマが開始されました。
映画では、役所広司・黒木瞳というキャストであったのに対し、ドラマでは古谷一行・川島なお美といういずれも大御所の非常に豪華なキャストで作ったことに注目が集まりました。
ただ、このような同時並行的なリメイクの場合、どうしても両方を比較して視聴者が見てしまうので、どちらが成功してどちらが失敗したかということをどうしても意識するようになってしまいます。
原作ファンの人にしてみればどちらもよいことなのでしょうが、比較されすぎてしまうというのもちょっともったいないような気がします。

同じキャストでドラマを映画を最初から製作するというパターンも少し以前からよく見られるようになってきました。
嵐の大野智主演の「怪物くん」や、堂本剛主演の「金田一少年の事件簿」、亀梨和也主演の「妖怪人間ベム」などです。
ここ数年だけの動きを見ると、ドラマと映画であえてキャスティングを総入れ替えするパターンの方が珍しくなってきているのかもしれません。
また、ここ最近では人気のマンガや小説を下敷きにしたいわゆる原作ものがドラマや映画で増えてきているのも特徴です。