アニメとのタイアップでの「地獄少女」

日テレはアニメ原作のドラマが多いことが特徴になっていますが、2006~2007年には一部カルト的な人気を誇っていた人気アニメ「地獄少女」のドラマ化を行いました。

地獄少女とは、強く恨みを持って殺したいと思う相手の名前をネット上のサイトに書き込むことで、呪い殺すことを約束する一人の少女がその人のもとを訪れるという設定の物語です。

アニメ版ではそのストーリー内容の濃さや設定の面白さ、登場するキャラクターの存在感に合わせ、かなり質の高い画面作りがされていたこともあり、放送当初からかなりの人気となりました。

その後マンガ版として少女雑誌に連載が開始されるなど多くの媒体でのプロモーション活動が行われましたが、その一環としてこのドラマも登場をしました。

大人気アニメを原作にドラマが作られた場合、コアなアニメファン層からはかなり叩かれるようになるものですが、このドラマ「地獄少女」はファンが見ても満足度の高い非常に出来のよいものに仕上がっています。

ストーリーはほとんどがアニメ版の原作どおりに進められており、原作の持つ雰囲気をかなり忠実に再現しようとするスタッフの意欲が感じられる作品になっています。

ただし放送が土曜日の25:20からであり、「黄金の舌」の中の一部としての放送であったこともあり、全国区では放送をされませんでした。

リアルタイムで放送をされたのは関東圏と静岡までのローカルエリアにとどまっていたため、そのレア感がまたファンからの人気を集めたようです。

そのためDVD化されてからボックスで購入した人も多く、今でも人気の高い作品として挙げられています。

DVDを見たファンからの感想を見ても、お話そのものについては高い満足度を示しつつも「12話で終わりなので物足りない」といった続編があったらもっと満足度が高かったような意見もあり、かなり質の高いものであったことを伺わせます。

 

ドラマ版地獄少女は同時期に放映されていたアニメ版地獄少女 ニ籠とのタイアップもしながら続いていたことも特徴的で、アニメ版にレギュラー出演していた声優がドラマ版では役者として登場をしたり、反対にドラマで主要人物を演じたキャストがアニメ版でナレーションを勤めるなど、かなり一体化した試みとして行われました。

一番の見どころはキャストで、主演の岩田さゆりをはじめ、杉本彩や小倉久寛、加藤和樹といった個性的で原作イメージに近い人が配役されていました。