2008年に放送された「夢をかなえるゾウ」ですが、
これは深夜枠ながらなかなかの良作品だったのではないかと思っています。

もともと「夢をかなえるゾウ」は、
小説家の水野敬也著の同名小説が原作となったものです。

この「夢をかなえるゾウ」は小説としてのおもしろさと同時に、
サラリーマン向けの自己啓発本としてもヒットした本で、
現代人の心のテーマである「自分探し」を深く掘り下げたものでした。

参考:『夢をかなえるゾウ』と自己啓発本の世界

ドラマとしては日テレ系列(よみうりテレビ系)の
木曜23:58~の深夜枠として放送されました。

ちなみにこの日テレ木曜深夜枠は、もともとはバラエティ番組用の
枠となっていたのですが、視聴率低迷傾向が続いたことで
思い切ってドラマ枠として変更をしたことで生まれたものです。

「夢をかなえるゾウ」は2008年から始まったその木曜深夜枠ドラマの第一弾でした。

なお深夜枠としての「夢をかなえるゾウ」は女性会社員を主役にした連続ドラマでしたが、
同時期に男性会社員版がリンクさせる形で同じ日テレ夜8時からの
2時間スペシャルドラマとして放映されました。

 

あらすじをネタバレにならない程度に説明をしますと、
平凡な生活をしているサラリーマン(ドラマの場合は水上あさみ演じるOL)の前に、
突然「神様」を名乗る怪しげな風貌の生き物が現れることからお話は始まります。

何をやってもうまくいかずに失敗ばかりしている不運な主人公が、
そのおかしな生物からのアドバイスを受けながら
自分の心を見つけていくというストーリーです。

連続ドラマでは、各回ごとにガネーシャからの課題を
クリアしていくことが目的となっており、全ての課題をこなせたとき、
幸せな人生に近づくという構成になっていました。

 

原作は100万部越えのベストセラーであったこともあり、
かなり鳴り物入りで準備をされたドラマでしたが、
実際にはそれほど社会全体に大きなインパクトを与えるまでにはいかなかったようです。

個人的にはかなり期待していただけに、ちょっとショックでした。

内容は決して悪くなかったし、キャストも水上あさみ・小栗旬と
豪華なところをそろえてきたのになぜ?という感じです。

 

ちょっとドラマの話から離れますが。

ここ最近の若者の間のキーワードとして「自分探し」というのはよく聞くのですが、
実際にはそれほど積極的な答えは出されていないのかなというような気がします。

というか、「自分探しをしたい!」という願望を持つ人は、
ドラマというちょっと娯楽的なものから学ぶということは
選ばないのかもという気もするのです。

あくまでも、ドラマはドラマとして、エンターテイメントとしての
要素を前にしておいた方がヒットするものなのかもしれませんね。

(毒っぽく聞こえてしまったらすみません)。