でたらめヒーロー

「でたらめヒーロー」は、2013年4月~6月まで全13回で放送されていたドラマです。
放送時間は木曜23:58~0:53までで、視聴率的には同じ枠の深夜ドラマと同じくらいの平均値であったようです。
ドラマのキャッチフレーズになっていたのが「このヒーロー、史上最低」というもので、これまでのヒーローものの概念に全くあてはまらない、珍しいタイプのヒーローとして興味をひく内容になっていました。
主演は人情モノを演じさせたらトップクラスの佐藤隆太さんで、主人公のキャラクター設定としては身勝手で自己中心的なダメ男となっています。

主人公の名前は久住健太といい、定職にもつかずにぶらぶらギャンブルばかりしている借金まみれの男性です。
そこへ甥にあたる姉の息子の大地が遊びに来た時にドロップを渡され、それを食べると10分だけスーパーヒーローとしての力を得られることがわかります。
そのことを幼なじみである警察官の友人に見られたことで、その幼なじみの手柄のために主人公はスーパーヒーローとしての仕事を押し付けられることになってしまいます。

ドラマでは順調にヒーローとしての活動をしていくことができるかのように見えて、実はそのドロップには強い倦怠感があり、最終的にはヒーローを辞めることになってしまいます。
そうなるまでのヒーローとしての活躍の間には、なぜ子供であった甥の手にそんな不思議なドロップがあったかということや、その甥の母親にあたる自分の姉の死の真相、さらに甥の本当の父親探しについてといったような人間関係やミステリーとしての要素もふんだんに盛り込まれています。
とにかく話の展開が早く、コミカルながらも人情のある見ていて楽しい良作と呼べるドラマだったのではないかと思われます。

ちなみにこのドラマで実際にヒーローに変身たときに着用していた衣装は、事前に視聴者へのアンケートで選ばれたものとなっており、惜しくも採用にはいたらなかった次点の衣装も作中に別の形で登場するという、ちょっとした視聴者参加型のシステムが取られていました。
またこの「でたらめヒーロー」では都内近郊を中心に多くの場所でロケが行われたということでもよく知られていて、ドラマのファンたちによるロケ地探しもかなり盛り上がりました。
すでに主人公が生活していた古いアパートや、主人公が職探しに出かけていたハローワークなども特定をされているので、ドラマを見返すときにはどこかを考えつつ見ていくのもまた1つの楽しみ方になると思います。