これまで、アニメとタイアップしたドラマづくりを頻繁に行ってきた日テレですが、
その中でも評価が微妙なのが大人気アニメを原作にした「名探偵コナン」の実写版です。

実写ドラマにする場合、すでに原作やアニメをよく知っている人が
視聴することになるため、どうしても評価は辛いものになりがちですが、
この名探偵コナンシリーズも相当苦戦をしたようです。

ただし、苦戦といってもキャスト陣の豪華さやきちんとした脚本もあって、
アニメや原作を知らない人にはそれなりに楽しめる内容にはまとまっていました。

やはり実写版の最も難しい点は、そのあたりのイメージギャップを
どう埋めていくことができるかという点にあるようです。

ところで名探偵コナンの実写版ですが、これは過去に何度もスペシャル番組として
放送がされており、そののちにようやくシリーズアニメとなったという経緯があります。

最も古いのが2006年に作られた「工藤新一への挑戦状 ~さよならまでの序章~」
という作品で、これはTVアニメの方の10週年記念の特別企画として制作されました。

アニメの方では主役のコナンは薬によって子供の体になっていますが、
ドラマでは青年の姿のまま登場をしており、学園推理モノとして普通に面白い作品に
なっていたようです。

このときのキャストは、主役の工藤新一役に小栗旬、ヒロインの毛利蘭役に黒川智花、
毛利小五郎役に陣内孝則、目暮警部役に西村雅彦と、かなり豪華な配役がされていました。
事前の話題性もあり、視聴率は13%とかなり奮闘をしたようです。

続いて同じく2007年には第二弾、TVアニメ15週年を記念して作られた2011年の第三弾、
2012年の第四弾と単発ドラマとしては珍しくかなり長く続けられる作品となっています。

中でも第三弾の2011年度版は、
単発ドラマを引き継いで「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」という
第一弾と同じタイトルでの連続ドラマが制作されています。

放送されたのは読売テレビ制作・日テレ系列の「木曜ミステリーシアター」で、
毎週木曜日の夜11:58からというスケジュールになっていました。

キャストは第一弾からガラリと代わって工藤新一役に溝端淳平、毛利蘭役に忽那汐里、
鈴木園子役にAKB48の秋元才加というキャストの若返りをしてのぞんでいます。

1話完結型で作られており、時々のゲストもかなり豪華に固めたのですが
やはりコアなファン層にとっては実写のコナンはちょっと、というふうに見られて
しまっていたようです。